う”“いや、施設で一生過ごすよりいいのかな?”等くりかえしくりかえし考えました。いくら考えてもこれだと云う考えは出ません。そして“これは縁と云うものなのだろう私達が最高の人間ではないけれど30数年過ごして来た家庭を見せて良くも悪しくも私達夫婦や私達のまわりにいる親類、友人を沢山見せて大人になる手助けをしよう!”という事に決しました。
いまは、もう四年生になりました。お勉強はあまりよく出来ませんが唇の端のはねあがったスマイルマークの口元をいつもほころばせて明るいやさしい子に育ってくれました。そして一度聞いたことがあります“僕はどうしてこの家の子なの?”私は迷わず答えました“神さまがきめたんよ子供がどこの子になるかは皆神さまがきめるんよマー君もヒロキ君もタッちゃんもさやかちゃんも神さまがきめたおうちに生まれて来たんよネ!”
子供がナットクしたかどうかわかりません。でも私はこの答えに満足しています。そして、ウチの子をスバラシイ社会の“人”にしたいと思っています。
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